松尾建設、米国で特許 再生エネ発電量を調整

松尾建設(松尾哲吾社長)は、太陽光などの再生可能エネルギーの発電量調整技術に関する米国特許を取得した。同社は国内で電力関連の七つの特許技術を持っているが、海外の特許取得は初めて。「二酸化炭素削減に向けた可能性が広がる技術。地球環境保全に寄与できれば」と話す。

 米国で特許を取得したのは、“天気次第”の不安定さから電力系統に悪影響を与え、ブラックアウトなどの原因となる太陽光発電や風力発電を自由に制御する技術。電力調節計で設定した電力分だけを自動的に発電できるようになる。

 再生可能エネルギーに関し、供給過多の課題が指摘される中、同社は再生可能エネルギーを滑らかに絞ることが可能になる技術として、2015年10月に国内特許を取得した。

 さらに世界でも同様のニーズがあると想定。米国とインドに国際特許を申請し、今年5月に米国特許に認定された。

 同社の島俊之工事原価本部技術企画部部長は「米国やインドでのビジネス展開を軸に、特許を申請しなかった別の国でもこの先進技術を検索できる。この技術が世界に広がることは、SDGs(持続可能な開発目標)実現に向けても重要」と話している。

持続可能なエネルギーの供給は本当に大切です。今後とも頑張ってほしいですね。

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