未来考えるきっかけに 事業など蔵書で紹介・金ケ崎町立図書館

金ケ崎町立図書館は、ミライラボ企画展「SDGs×Society5・0」を同町西根西地蔵野の同館で開いている。町が新たに立ち上げた社会教育事業の構想・金ケ崎ミライラボと連携。町や国などの未来を考えるきっかけとなる三つの事業・概念を蔵書で紹介している。9月29日まで。

 金ケ崎ミライラボでは、単独だった年代別の社会教育事業同士に共通テーマ「未来を描く力を育む」を持たせて関連付けることで、参加者の成長や各年代の実情を可視化。これにより明らかになった需要や課題に応じた社会教育を展開するため、構想を進めている。

 企画展ではミライラボのほか、国連加盟国によるSDGs(持続可能な開発目標)とデジタル技術の発展が社会を変革する「ソサイエティ5・0」への対応が町が施政方針などに掲げたことを受け、いずれも未来を考えるヒントとしてコーナー化。計45冊を集めた。

 ミライラボのコーナーは、担当の町中央生涯教育センター地域づくり推進室が選書。コミュニケーションやまちづくりなど4分野で発想を育む本で、構想の参考にもなっている。ほか2コーナーは児童向けを含めた解説や個別の目標、技術革新についてなどで、同館が選書した。

 同館は「町が重点に盛り込んだ新しい概念・事業を利用者に伝えたい。未来を担う10代にも将来を考えるときに手に取ってほしい」と利用を呼び掛けている。

 開館は午前10時~午後7時。月曜と毎月末が休館。

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