高校生が社会貢献へ連携 県内外11校 ボランティア団体発足

■途上国支援や高齢者サポート

 県内の高校生らでつくるボランティア団体が1月に発足した。地域貢献活動や持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、発展途上国への物資支援や高齢者サポート、小中学校の出前授業などを展開する。幅広い社会問題に取り組むため、今後は地域企業や自治体との連携を深めていく考えだ。(石川雅浩)

 団体の名称は、「10代の」と「光」の英単語を合わせた「Teena Light(テーナライト)」。富山国際大付属高校でボランティアに取り組むユネスコ部員を中心に、県内外の高校11校の生徒約30人が参加する。ユネスコ部の山辺雄翔さんと松田耀之介さん、松本錠さんの2年生3人が共同代表を務める。

 新型コロナウイルス禍の影響で海外留学ができなくなった3人は、「全国プロジェクト」と銘打った活動を企画し、発展途上国や児童養護施設などへ支援物資を送ってきた。さらに校外にも活動を広げようと、団体を立ち上げ、メンバーが地域で自由に活動できる場をつくった。

発足以来、ユネスコ部の取り組みを発展させる形で活動する。月2回ペースで物資支援を続けるほか、高齢者施設向けにオンラインの認知症予防教室を開く。富山市や立山町の小学校でSDGsを解説する出前授業を実施し、2月末には富山市内の子ども食堂で炊き出しに参加する予定だ。

 県内にはボランティア部が活動する学校はあるものの、高校生の団体は珍しいという。今後は県内全域から中高生のメンバーを募り、NPO法人の設立を目指す。物資の発送料や仕分け作業を行う施設の利用料などを工面するため協賛を募ろうと、企業や自治体へ出向いてPR活動も進める。

 共同代表の3人は「県内で生徒同士のネットワークを広げ、影響力の大きなボランティア活動を実現していきたい」と意気込んでいる。

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