電通など大手広告6グループがSDGs達成に向け連携

電通、Havas、IPG、Omnicom、Publicis、WPPの大手広告6グループはこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて連携した。競合関係を超えて、貧困やエネルギー、気候変動などグローバルな課題解決に向けて、共同で広告キャンペーンを展開していく。キャンペーンの成果によっては、他の業界にも同様の取り組みが広がりそうだ。

今回提携する大手広告6グループは6月末、第63回「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」に出席し、そのセッションで各グループの経営者が登壇した。ステージでは、クリエイティビティを生かして、課題解決に協力していくことを合意した。

今後は、6グループが協同し、SDGs達成に向けた広告キャンペーン「Common Ground」(共通の立場)などを展開していく。

この連携に関して、6グループの経営者は下記の共同声明を発表した。

「広告キャンペーン『Common Ground』は画期的なプロジェクトです。国連で採択されたSDGsの達成に向けて、6グループがライバル関係を超えて手を取り合い、世界が抱える深刻な課題に取り組むものです。熾烈な競争関係にある広告会社同士が広い共通課題のために連携・協業することで、他の業界・企業においても、同じような取り組みや関係性が生まれることを期待しています」

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