マーケッターがSDGsと聞いて思い浮かぶ企業ランキング、3位サントリーホールディングス、2位パナソニック、1位は?

2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標「SDGs」。企業のマーケターたちはこの国際的な取り組みをどの程度認知し、また自社のマーケティング施策にどの程度採り入れようと考えているのだろうか?

そこで今回、株式会社ジャストシステムによる、「企画・マーケティング・販売促進」を担当している男女348名を対象とした「マーケターのSDGsへの取り組みに関する実態調査」が行われたので、その結果を紹介していきたい。

マーケターの約6割が、SDGsを認知。上場企業に限ると、約7割が認知
企画・マーケティング・販売促進に従事する人のうち、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標「SDGs」について認知している人は、57.7%だった。上場企業のマーケターに限ると67.3%、非上場企業では52.6%だった。

※「知っており、他の人にも内容を説明できる」「知っているが、他の人に説明できるほどではない」と答えた人の合計。

76.1%のマーケターがSDGsに取り組むべきとするも、実態は約3割
SDGsを認知しているマーケターに、マーケティング施策にSDGsを採り入れるべきと思うかを聞いたところ、「そう思う」と答えた人は32.3%、「やや思う」人は43.8%で、あわせて76.1%が採り入れるべきと考えていることがわかった。

一方、「マーケティング施策にSDGsを採り入れている」と答えたマーケターは29.9%にとどまった。上場企業のマーケターに限ると41.6%、非上場企業では18.7%だった。

SDGsをマーケティング施策に採り入れるときの課題は、「費用対効果の明確化」
SDGsをマーケティング施策に採り入れるべきと考えているマーケターに対して、課題を聞いたところ、最も多くの人から挙がったのは「費用対効果の明確化」(50.3%)、次いで「経営層の理解」(49.7%)、「知見やノウハウ」(44.4%)だった。

マーケターが選ぶ、SDGs企業は「トヨタ自動車」
SDGsを認知しているマーケターに、SDGsに取り組んでいる企業として認識している企業数を聞いたところ、「1社~2社」が最も多く(29.4%)、次いで「ひとつもない」(25.9%)、「3~5社」(24.9%)となった。

また、SDGsに取り組んでいると聞いて思い浮かぶ企業として、最も多くの人が挙げたのは「トヨタ自動車株式会社」(10.3%)、次いで「パナソニック株式会社」(7.9%)、「サントリーホールディングス株式会社」(5.0%)だった。

※SDGsに取り組んでいる企業として思い浮かぶ社名が複数ある場合、特に印象の強い企業を3社まで回答。

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