空に浮かぶ「ホットドッグの雲」 SDGsをユーモアで 横浜でイラスト展始まる

横浜市西区の横浜高島屋で21日、国連世界食糧計画(WFP)を支援する認定NPO法人、国連WFP協会による「SDGsユーモアイラスト展」が始まった。

 国連の制定した「世界食料デー(10月16日)」のある10月は世界食料デー月間。展示会では飢餓問題も含めたSDGs(持続可能な開発目標)の17の課題をユーモアあふれるイラストで誰にでもわかりやすく表現している。

飢餓の問題ではホットドッグの雲が浮かんでいたり、気候変動の問題では動物たちがテレビで気象ニュースを見たりしている。イラストを描いたマルチクリエイターの本田亮さん(67)は「SDGsは非常に難しいテーマ、写真で表現すると非常にシリアスになってしまう。イラストにユーモアを入れることで多くの人に楽しんで見てもらいたい」と話した。

 飢餓をなくすことを使命とするWFPは、今月9日にノーベル平和賞の受賞が決まった。国連WFP協会の事務局長、鈴木邦夫さん(62)は栄誉を感じると共に責任を感じている。「食糧支援が平和を作っていくためには不可欠であることを、今後とも伝え続けたい」

 展示は11月3日(火・祝)まで。 午前10時から午後8時。横浜高島屋1階正面特設会場および8階特設会場。展示作品が描かれた「SDGsユーモアカレンダー2021」は6階玩具売り場で購入できる。

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