SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」のターゲットや現状は?

海洋は人類の社会、経済的発展に必要不可欠な資源を提供しています。漁業や観光業など、海洋資源を使用することは多いです。

そのため海洋資源を持続的に開発し、生態系を保全することは重要な課題ではありますが、これらの資源は水質汚染や気候変動に対して脆弱です。

そのため海洋や沿岸地域の環境悪化は、生態系を歪めるだけでなく、私たちの生活を脅かすことにも繋がってしまうのです。

このような観点から「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」ことを目指し、10項目のターゲットを定め、海洋および 海洋資源を保全し持続的な開発を実現するための 課題を提起し、解決に向けて取り組んでいます。

(出典:国際開発センター「海の豊かさを守ろう」,2018)

世界の海洋は、その温度、科学的性質、海流、生物を通じ、地球を人間が住める場所にしているグローバル・システムの原動力となっています。私たちの雨水、飲料水、気象、気候、海岸線、私たちの食物の多く、さらには私たちが吸い込む大気中の酸素でさえ、究極的にはすべて、海が提供、制御しています。海洋は有史以来、交易と輸送に欠かせないルートとなってきました。この不可欠なグローバル資源を慎重に管理することは、持続可能な未来への鍵を握っています。しかし現時点では、汚染による沿岸水域の劣化が続いているほか、海洋の酸性化は、生態系と生物多様性の機能に悪い影響を与えています。これによって、小規模漁業にも悪影響が及んでいます。海洋保護区を実効的に管理し、しっかりと資金を供給する必要があるほか、乱獲や海洋汚染、海洋の酸性
化を抑えるための規制の導入も必要となっています。

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